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2024年07月06日 更新

用語集:スラム街や難民キャンプについての解説

世界各地の大都市の傍には、スラムやコンパウンドと呼ばれる、貧しい人々の住むエリアがあります。5星ホテルや観光地、裕福なエリアのすぐ横にスラム街がある事もあります。

また、戦争や迫害などで国を追われて、他国に逃げ込んだ多くの人々は、難民キャンプと呼ばれる場所で暮らしています。国連の保護が及ばないキャンプは、避難民キャンプと呼ばれて、区別されることもあります。

外から見たり写真で見ると、それぞれの細かな違いが分からず、同じように見えることもありますが、それぞれの場所で、それぞれに異なる問題点を抱えています。

セカンドライフのレポートでは、貧しい地域にする人々への支援が良く登場しますが、スラム街や難民キャンプを良く知らない方も多いため、ここで、簡単に説明させて頂きたいと思います。

このレポートは、実際に見たスラムや難民キャンプで見たり感じたことをメインにレポートさせて頂きます。

スラム街についてのレポート

スラム街とは何か?

どの都市でもそうですが、すぐ近くの川のほとり、線路わきなどに、収入の低い層の人々が、バラックのような小屋で済んでいる姿を見かけることができます。

スラム、貧民窟、下町など、呼び方はいろいろありますが、内容は似ています。

よく使われる「スラム」とは、一般的に都市部で一番貧しい層の人々が居住するエリアの事を指します。簡易な住居が密集し、人口が過密化し、人口密度が高く、子供が多くなることが多い地域です。多くの場合、水やトイレなどのインフラが整っておらず、ごみが散在し、衛生状態が悪くなります。

当然、伝染病は流行りやすく、台風、地震、洪水などの災害の影響を受けやすく、家事などが発生すると大きな被害が出ることになります。

スラムは、多くの場合、都市の発展と共に、発生し巨大化します。多くの国では、発展の過程で、一部の大都市に投資が集中します。外国資本の投資などにより、大都市のインフラは整い、大きなビルが立ち並び、海外渡航者向けの綺麗な商業施設が立ち並び、そこで売られるモノの値段は上昇します。

それにつられて周りの地域の物価や賃金も上がり、経済成長が一気に進みます。

一方で、開発から取り残された農村・漁村地域では、発展前と変わらない経済・生活が、繰り返されます。しかし、都市部の経済発展に伴い、物価だけは国全体を通して上がっていきます。

また、大資本が入ることにより、農業・漁業なども大規模化され、従来の小規模農業・漁業では生活できなくなります。都市と田舎の格差が開くことで、都市部へ出稼ぎに行く人々が増えます。

しかし、都市部に出ても、教育されておらず、職能もない人々は、単純労働・低賃金の仕事しかなく、物価の高い都市部では生活もままなりません。

このようにして、スラムが形成されますが、情報の少ない田舎には伝わらず、さらに多くの人が都市部に流入し、スラムが大きくなっていきます。

活気があり、経済成長の著しい都市部で仕事を得ることは、きちんとした教育を受けている私たち日本人には、簡単に思えます。

しかし、多くのスラムではそうではありません。教育のもたらす恩恵、安定した生活をそもそも知らないため、教育の重要性を意識することができません。そのまま大人になると、日銭稼ぎのため物を売ったり、ごみ捨て場をあさって資源を探したり、物乞いをしたりして、生活することが普通になります。

当然、犯罪の発生率も上がり、スリ・詐欺・ひったくり、違法販売などに手を染める人が増え、危険な地域と認識され、都市部から隔離されていきます。

親世代が教育の大切さを十分に理解していないと、子供たちが学校にいけず、教育の機会が減り、結果として貧困の連鎖から抜け出せません。

また、そのような環境では、若くして親になる人も多く、親世代も自分の生活でいっぱいの場合、学校教育よりも目の前の日銭を優先したり、制服や学用品を買えず学校に物理的に通わせることができなかったり、もっとひどい場合は、育児放棄したり、子供を捨てたり、子供を置いて出稼ぎに出たりして、孤児の数も増えていきます。

大きなビルの建設ラッシュでホテルやカジノなどがどんどん増えて、道路や橋などの大きなインフラの整備が進み、街はどんどん綺麗になり、経済成長のサイクルがどんどん回っていきますが、スラムの人々はそのサークルの外におり、恩恵を受けることができません。収入は変わらないのに、物価は上がり続けて、より経済の格差は広がり、より生活が厳しくなります。

日本のドヤ街との違い

日本でも昔は、スラムのような場所が多くありました。

ほんの20年前頃までは、駅の地下や、大きな公園などにテント、簡易な集合アパートで住んでいる方々が、たくさんいました。

それは、家族ぐるみで街になっている場所というよりは、世間からドロップアウトした方々が、仲間を求めて集合しているという印象です。集団で、駅を焼き討ちしニュースになったことで有名な、大阪の西成区のドヤ街も、少しづつ改善されていて、以前とは比べ物にならないほど、ドヤ街の人々も減りました。日本のドヤ街では、日本の年齢構造と同じく高齢化が進み、諸外国のスラムとは異なる問題を抱えています。

本当に生活できない人々が、集っている街というよりは、社会システムからドロップアウトした人々の安息の地。というイメージを持つ方も多いと思います。

日本のドヤ街の方々の現状や、サポートなどについては、別途まとめさせて頂きます。

難民キャンプとは

避難民キャンプとは

世界のスラム街 その1

ケニアのキベラスラム(アフリカ最大のスラム)

インドのダラビスラム(東アジア最大のスラム)

スラムドッグミリオネアの舞台で有名

フィリピンのスラム街

タイのスラム街

世界のスラム街 その2

プノンペンのボートピープル

日本の西成区のドヤ街

世界の難民キャンプ

ザンビアのメヘバ難民キャンプ

ミャンマー難民キャンプ

バングラディシュのコックスバザール(世界最大の難民キャンプ)

元難民とは?

関連用語

元難民

避難民キャンプ

IDP ( Internal DisplacedPeople )

ロヒンギャ

著者 WRITER
監修者 REVIEWER
の情報

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